国立大学情報

 神戸大学(経営) 神戸大学(経済) 名古屋大学 大阪大学 京都大学
横浜国立大学 東北大学 北海道大学 埼玉大学
 九州大学

神戸大学(経営)
試験日H16年度 平成13年11月5日(筆記)6日(面接)
受験者合格者 H11 104→21 H12 93→20 H13 101→20 H14 89→20 H15 87→20 H16 78→21
試験科目 ・経営に関する知識(実は経済学も含みます)or数学
・面接
(英語はTOEFLのスコアを提出)
志望理由書
問題傾向 [英語](120分)
 例年大問2題で、部分和訳や内容説明の問題が主流。文章の内容は経営学や会計学の話題が中心。専門単語はそれほどは使われていなく、問題難度もそこそこ。ただ、これはH13までの傾向。H14年は難度激化、しかも2問とも経済の内容。特に1番は相当難しいと思う。下線部和訳に知らない単語がたくさんあった。
※H17年度入試より英語試験はなくなりTOEFLのスコア提出となります。

[専門](120分)
 H13年以前とH14年では傾向・問題形式ががらりと変わりました。
 1番は9個から5個選択して50文字で説明、内容は経営学・会計学・商学というのがH13年までの傾向。ところがH14年は字数制限がなくなり(これは助かりました(^^))半分は経済学からの出題。
 2番は3問から2問選んで900文字で論文、内容は時事経営や商学・マーケティングが中心で、理論は出ず時事的な問題ばかりというのが今までの傾向。ところがH14年は、ミクロ経済学の計算問題は出るわ、会計学のコテコテの理論(覚えてれば必ず出来るけど・・・・)が出ました。その代わり字数制限はなくなりました。
 今までは経済学をやる必要性はありませんでしたが、これからはやらなければならないようです。
 その後、ここ2年は3問全答式となりました。バランスも経済学・経営学・会計学とバランスよくなっています。

[数学](120分) 専門との選択
 専門と数学の問題は両方配られますので、その場で問題を見てから選択することが出来ます。僕は、数学を見てしまうとどっちにしようか迷ってしまいそうだったのでハナから問題を見ませんでしたが、噂によれば相当簡単だった模様。大問4つで1番なんか単なる3次方程式を解かせる問題だったとか(未確認)僕は経済学部くらいのレベルはあるもんだと思ってたんですが、H14に関しては高得点が簡単に取れるどうです。でも、あまり専門と数学で得点差が出来ると点数調整をすると思うので、実際有利かどうかは分かりません。その後の問題も理系でしっかりやった方にとっては簡単な問題が出てるようです。
→詳しくはコチラ (H16年度まで掲載)
[面接](所要時間約10分。僕は6分で終わりました・・)
 面接官3人、受験者1人です。H14年は6室に分かれて行われました。(H15年以降は8室になり、面接官が2人になりました)受験番号順ですが縦割り(1〜15、16〜30って感じです。この数字はH14年の例とは異なります)なんで番号が早くても順番遅かったり、番号が遅くても順番が最初だったりします。現に僕はそうでして、待ってる間にいろいろ考えようとしてたため、あわてて考えました。(^^;)でも、おかげで早く終わりましたけどね。ちなみの僕の聞かれた内容は、
・経営学を志すきっかけは何か?(他学部からなんで重要)
・何故神戸大学なのか?
・入ってから何を勉強したいか?
・前の大学でどんな勉強をしていたのか?
 この程度でした。勿論個人それぞれですが他に聞かれそうなのは
・試験の出来 ・希望指導教官は誰? ・大学院めざすのか? 
実際のところ  来年度よりTOEFLスコア提出になりますね。英語の試験を行うことに意義が感じられないと判断したのではないでしょうか。スコアは勿論高いに越したことはないですが、高ければプラスαくらいで考えていいと思います。ただ、例年外国語学部から入られる方がいます。やはり、外国語ができるというのは相当な武器になるのは間違いないですね。立派なスキルですから。

 専門の問題ですが、出題者は毎年コロコロ変わります。H16年度の問題はまさに「経営学基礎論」「会計学基礎論」「市場システム基礎論」の3つの必修科目を見ているような問題でした。どんな問題がでるかは検討つきませんが、このバランスは変わらないのではないでしょうか。突然、マーケが出る可能性もありますけどね・・。

 数学は理系の方は楽勝のようです。編入学のねらいとして、何か違うものを持っている学生を取るという考え方があるそうです。経営学は入ってからでも勉強できる、数学ができる生徒をとりたいという意図があるようです。ですから、数学でいける方は狙ってみてはいかがでしょうか。問題は当日に選択できますしね。例年、半数近くは数学受験者のようです。

 面接はいろいろ考えて、キチガイなこと言わなければ大丈夫です。これは保障します。実際の学生生活は「編入学その後」で紹介します。単位認定は現在では64単位認定、残り単位数はゼミ・必須を入れて64単位です。キャップ制があり、年間48単位制限となりますが、まあ経済より問題ないでしょう。


神戸大学(経済)
試験日H14年度 平成13年11月14日
受験者合格者 H11 85→26 H12 64→32 H13 75→31 H14 93→?
試験科目 ・英語
・選択科目(経済学・数学・小論文から2教科)
志望理由書 有になった模様
問題傾向 [英語](120分/辞書使用可)
 例年大問2題。問題形式は、長文の穴埋め問題、部分和訳問題、内容説明問題等。一般的な国立入試問題に近い。

[経済学](2教科で120分)
 マクロ・ミクロからの出題が圧倒的に多く、時事経済はあまりお目にかからない。計算問題も論述問題もでるが、問題レベルは基礎的なものがほとんど。

[数学](上記)
 例年大問2題。内容は線形代数の計算問題や微積の内容問題が主流で、証明問題も時々出題される。確率・統計はここ何年かは出題されていない。難度は理系大学の定期試験ぐらいのレベル。ただ、証明問題はやはり慣れてないとなかなか難しい。最大・最小問題が微積も線形も多く見られる。たまに高校レベルもある。

[小論文](上記)
 経済の文章というよりも、社会学や人類学などの内容も含めた文章を読ませて、与えられて設問に答えるという、大学入試に見られる小論文タイプの問題。経済学の知識というよりもいわゆる大学入試用の小論文対策をすることで、題意を読み取って自分の意見を書くタイプ。
→詳しくはこちら

[口頭試問](60分)
 なんかなくなったとか。
問題見た感想  英語は前置詞を埋める問題などもありますが(僕は不得意なんですけど(^^;))基本的に簡単に思えます。120分でやるには分量がかなり少なく、部分和訳も単語は辞書使えるし構文もそれほど難しいとは思えず。受けた人の感想としては、英語は満点近くを狙うべきというのが基本的な意見のようです。

 経済学は僕の知ってる範囲では国立の中でも相当簡単な部類に入ります。説明問題もそこそこありますが、公務員テキストに書いてあることをそのまま書くだけで満点取れると思います。これも、かなり高い点数が要求されそうです。

 数学も慣れてる人にはやさしい問題だと思います。それなりに対策しておけば外れは少ないと思います。
 
 問題は小論文。正直、それなりに書く練習していないと厳しいと思います。問題はかなりよく作りこまれているという話も聞きました。小手先の文章だと跳ね返されそうです。慣れてる人にはいいんでしょうど。

 専門は経済学はいいとして、数学を小論文のどっちを取るかで悩みそうです。数学のレベルはけして高くないですが、科目の性質上当たり外れが多いので0点近くか50点近くか100点近くかっていうように極端になる傾向があります。小論文はそれなりにやれば60〜70点は確保できそうですが100点となると難しい気がします。
 実際、点数調整がどのように行われているのかは定かではないので一概に点数がよければいいわけではないのも難しいところです。問題は両方見れるので、やりやすい方でやるのが一番でしょうか。
大学情報  64単位前後が認められます。残り単位数はゼミや必修科目を含めて64単位前後です。経済原論T・U、統計学は全て必修ですが、教授が仏か鬼かでえらい差がでます。
 また、神戸はキャップ制があります。年間48単位制限です。(一般学生は45単位)ただ、普通にやれば十分卒業できるでしょう。
 ゼミはよっぽど被らない限り、希望ゼミに行けます。5人編入生とかいうゼミもあるくらいですしね。経営からしたらうらやましいです。


名古屋大学
試験日H14年度 平成13年10月1日
受験者合格者 H11 50→22 H12 56→22 H13 69→6 H14 57→10
試験科目 ・英語
・経済及び経営に関する基礎的問題
志望理由書 有(1000文字程度)
問題(H14) [英語](120分/辞書使用可)
 例年、大問が3題でほぼ全文を全訳、又は4〜5行の下線部を和訳することになる。分量的にはそれぞれ15行程度。ただ、H14は語句補充問題など多少小問は出たが基本的には変わらず。

[専門](120分)
@5択の選択形式でマクロ・ミクロ・時事経済の問題が4問出題される。
A時事経済に関する30行程度の文章を読み設問が出され、その設問対して80字、100字、120字、200字程度で2〜3問出題。(今まで出た問題はアジア経済、年金制度、インフレの功罪等)
B基本的な経営学の問題が出る。理論系問題が今まで見られなかったがH14はハーツバーグの動機付け衛生理論が出題される。
C簿記3級の基礎的な問題が毎年出る。コレはやれば簡単である。
→詳しくはコチラ
受けた感想 ・英語は辞書が使えるので高得点が必要に感じる(8割くらい)

・専門は様々な分野から満遍なく出されるが基本的な問題がほとんど。とにかく広く浅くやっておくことが重要。また、簿記が必ず出ているが作者は1ヶ月の勉強で十分間に合った。経営学のページで紹介している本をマイペースでやるだけで十分に思える。

・志望理由書はちゃんと書いとくべきだが、合格したあと送られてくるゼミの申込書に「経済学科・経営学科」という選択肢があった。(願書でちゃんと選択しているのに)また、僕の希望した内容をやる先生がゼミ募集要項に載ってなかった。あんま読んでないのかそれとも全然違うこと書くと突っ込まれるのかそこら辺は分かりませんが、まあ合格しちまえばこっちのもんです。結論:あんま読んでない、、と思います。
大学情報
(噂含む)
・ゼミとして演習1、演習2という科目があるのですが、本来名古屋大学は2年生からゼミが始まるので、3年から入るとゼミが1年分足りないわけです。ですから3年のときに演習1をとり、4年で演習2をとります。それで編入生は特別に卒論と演習2を一緒に履修できるようになっていますので、それを4年に履修する形となります。
 実際としてはゼミによりますが、演習1を履修するからといって2年生とゼミをするとは限りません。私は同じ3年生とゼミを受けています。またあるところでは2年と3年とを3年生の間に同時にやるところもありますが、様々です。ですからゼミは1つですね。基本的に登録したゼミで卒論を書くと思います。
 あと講義に関してですが、実質はゼミと卒論で単位があるので78単位を講義でとることになります。専門と関連専門というかもくがあるのですが、関連専門は他学部の専門科目で読み替えができますので、それで空いている時間を埋めれば4年の前期で講義は全部単位を修得することは可能です。(S−cubeさん提供)

・学生数、教授の数、共に経済学科>経営学科である。ゼミの案内が送られてきたが経済学科は5ページ、経営学科は1.5ページだった。コレは旧帝大全体に言える傾向だと思う。

・名古屋駅から地下鉄15分+バス5分(歩き約15分)。たしか2004年12月に地下鉄の駅ができました。利便はどうなんでしょうか・・。

・就職活動では意外に名古屋で選考会してくれません。名古屋の方に何人かお会いしましたがみなさん、交通費でヒーヒー言っておられました。


大阪大学
試験日H14年度 11月18日(1次) 12月7日(2次) 
受験者合格者 H11 53→12 H12 45→10 H13 54→10 H14 50→?
試験科目 ・英語
・専門基礎(数学含む)
・口述試験(2次)
志望理由書 有(1000字程度)
問題傾向 [英語](90分)
 例年大問2つ。40〜50行ぐらいの文章で、説明問題や部分和訳が中心。文章の難易度は高く、典型的な専門英文で専門単語も頻繁に使われている。英字新聞が用いられることが多い。

[専門基礎](180分)
 この大学の特徴はかなり難しい数学が出ることである。とにかく難しい。理系でも相当しっかりやっている人じゃないととても歯が立たない。経済で数学を頻繁に使うこの大学の特徴をあらわしたものであるが、いかんせん問題レベルが高すぎて解ける人はほとんどいないせいか、H14年にはさっぱり見られなくなった。ちなみにH14は問題レベルが相当易化した。

 ただ、この大学は突然会計学が出てきたり、時事経済ばっかりだったのが急に近代経済学が増えたりと傾向がめちゃくちゃで対策のしようがないのも特徴。来年度以降、また数学が50点分くらい(全部で200点)出る可能性もあり、この大学を本気で目指す人はそうとうしっかりと数学をやっておいた方がいいと思う。大学に入ってからも数学は相当使うはずなのでどの道やっておいた方がいい。とにかく、傾向がめちゃくちゃなので、あらゆる分野を満遍なくできるようにしときたい。
→詳しくはコチラ

[面接](試験官4人受験者1人/15〜20分) ここも相当な圧迫面接の模様。口述試験というくらいで経済に関する質問も飛んでくる。また、志望理由書に書いたことや興味ある分野などかなり突っ込んでくる。そして、この面接は十分合否の対象になっているので、それなりに心の準備をしていくことが必要。これでも近年は面接官の数が減った方で、数年前までは面接官8〜12人に対して受験者1人だったそうです。
思ったこと
その他の情報
 1次試験の合格発表は試験から3〜4日後には出てしまいます。問題の量や時期から考えて、何らかの教科で足キリを行っている可能性が高いです。おそらく英語だとは思いますが、真相は分かりません。

 また、この大学の試験問題にははっきりと配点が書いてあります。

 大阪大学の特徴として、どのような経済や経営の現象であっても数学的に理論的に解明するタイプの学問を研究しているそうです。そのせいか、数学は必須でそれが試験問題にも反映しているものだと思います。

 この大学は旧帝大の中でもよりいっそう「経済」の大学です。経営学科はホントに規模が小さく、編入試験に合格するのも経営学科は良くて2〜3人程度です。経営学をやりたい人は受験しない方が無難です。僕も、この大学を受けることになるなら経済学科で出すつもりでした。(一応、経済でもやりたいことはありましたんで・・)

京都大学
試験日H14年度 平成13年12月8日
受験者合格者 H11 37→12 H12 38→14 H13 40→10
試験科目 ・英語、独語、仏語から2教科
・専門に関する基礎的主題についての論文(要するに経済・経営)
志望理由書
問題傾向 [英語](2教科で180分/辞書使用可)
 大問2題で全訳、または部分和訳。1問につき35〜40行ほどの文章。辞書は持ち込むことは出来ず、大学側が貸し出してくれる。構文自体はあまり難しくなく単語も辞書があるから調べることは出来るが、いかにこなれた日本語にするかが難しい。

#なお、独語と仏語は語れることありません。過去問が大学HPで公開されてますのでそちらで・・。

[専門」(120分)
 大問3題で字数制限なし。1問40分とはいえ、かなりの文章を書くことが要求されているようなのでほとんど考える時間はないといっていい。問題傾向はもうめちゃくちゃ。国際経済が出やすい傾向があるが、他にもいろいろある。難度は判定不能。書ける人は書けるし書けない人は書けないような問題。
*詳しくは京大HPに過去問がありますのでそれを見て下さい
なお、H16年度入試問題についてはこちら
問題見た感想  僕は一応、京大受験も考えていたのですが最終的にはやめました。京大は本当にいきたいという確固たる信念がないとモチベーションを保つのが厳しいです。(僕にはそこまでのものはありませんでした)とにかく、第2外国語の存在が厄介です。他の大学では一切必要ありません。問題も全訳問題が中心になるので中途半端な知識では出来ません。
 
 また、専門の問題は正直努力が報われる問題とは思えません。どちらかというと論文のセンスが必要な問題です。もちろん、経済・経営だけでなく一般常識も含めて様々なことを知っておくことが必要に感じます。他の大学ではやった分だけ点数に跳ね返ってきますが、この大学ではその保障がありません。出題傾向は確定できません。時事経済が出やすいことぐらいでしょうか。
 
 ここまでネガティブなことを書いてきましたが、けして問題が悪問であるとかそういうことをいいたいのではありません。ただ、他の大学にはない独特さや難解さを感じました。
 
 定員も20名以内と設定していますが実際は水準を満たしている生徒のみ取るので、毎年20名は取ってません。
 
 何が何でも京大に行きたいという方、ここに書いてある文章なんぞ気にせず頑張ってください。
情報 単位は一括です。後期までの成績証明書を出せと言われますが。2年修了の確認でしょうね。
どれだけ持ってても専門の76単位を取らないとダメです。まあ必修科目や卒論が存在しないんで大丈夫。学校はちょい大変やけど。

(篠原台さん提供、掲示板1666より)

横浜国立大学
試験日H14年度 10月29日
受験者合格者 H11 105→18 H12 102→12 H13 117→15 H14 10?→21
試験科目 ・英語(独、仏、中、露も可)
・経済T、経済U、法学から1科目選択
志望理由書
問題傾向 [英語](90分)
 例年長文2題で、和訳や説明問題が中心。文章の要約を英語で書かせる問題も出題例あり。典型的な専門英文で専門単語も多発している。難易度はやや難くらい。

[経済学T](90分/選択)
 経済原論、経済史、経済政策から出題と公式情報あり。実際その通りで、マルクス系大学らしく毎年マルクスの問題は出題されている。抽象的な問題が中心で論述しにくい問題が目立つ。

[経済学U](90分/選択)
 マクロ・ミクロ・経済数学から出題と公式情報あり。こちらは、いたってストレートな問題が多く対策は立てやすい。論述タイプが目立つが難易度は標準でしっかり勉強しておけば大丈夫なレベルではある。

[法学](90分/選択)
 経済法学科(だっけ?)という学科がある影響で選択問題がある。内容は分かりません。
→詳しくはコチラ
編入後情報  横国の単位認定ですが、結構キツイです(^-^;50単位認められれば良い方で、20とか30台の人もいます。一般教養科目を多く取得していると有利だと思われます。
とはいえ、入学後の単位取得は楽なので、卒業には問題ないと思いますよ。
あと学力に関してですが、私見ではありますが既存生のほうが圧倒的に優秀だと思います・・・。語学力、数学力、経済学の知識全てにおいてその傾向がみられます。あくまで平均的にですが。 (あさしんさん提供)
 
 大学生活はというと、今年の編入生は結構仲がよく、友達作りにはほとんど困りませんでしたね。年度によって違うみたいですけど。編入生だけのガイダンスみたいなのがあって、そこで仲良くなったって感じです。授業のほうは、編入生らしくコンプリートな時間割をこなしています(^_^; ただ、キャップ制がないのが救いですね。
ゼミにもきちんと入れました。横国は多くのゼミが2年後期から事実上スタートしていて、私も途中参加というかたちだったのですが、今ではきちんと溶け込んでいますよ(^-^)  (あさしんさん提供)

東北大学
試験日H14年度 1次 平成13年11月22日 2次 平成13年12月13日
受験者合格者 H11 50→20 H12 46→20 H13 54→22 H14 57→20 
試験科目 [1次]・英語(他に独、仏、露でもいい)
   ・経済学・経営学の基礎問題
   ・小論文
[2次]・面接
志望理由書
問題傾向 [英語](100分)
 例年、大問が2題で全訳。1問につき15〜20行。難度はそこそこ。複雑な構文はそれほどないが専門単語も結構使われており、この手の文章に慣れてないと適切な和訳がしにくそう。

[専門」(100分)
 専門はマルクス経済学、マクロ・ミクロ経済学、経済史、数学、経営学、会計学の6問から2問を選択して答えます。
 (マルクス)2問から1問選び字数制限無しで論文。
 (マクロ・ミクロ)計算問題と論述問題がバランスよく出ている。
 (経済史)1問選択して字数制限なしで論文
 (数学)毎年5〜6問出題。微積・確率・線形から満遍なく出ている。
      難度も計算問題、説明問題共に普通ぐらい。
 (経営)字数制限があったりなかったり。論述問題。
 (会計)用語説明の出題率がかなり高い。問題レベルは基礎。
→詳しくはこちら

[小論文](100分)
 内容は基本的には経済・経営に関する文章を書かせる問題です。ただ、H13年は長文を読ませて自分の意見を書かせるいわゆる大学入試の小論文型の問題が出ていますし、H14は経済・経営のこれからについて自分の意見を書かせるみたいな問題だったような。ここ2年書きにくい傾向になってきています。しかも字数は1600字です。これ、結構きついと思います。

[面接」(2次:面接官3人受験者1人)
 1次試験に合格するのは毎年22〜23人くらいみたいです。そして東北大学は今まで必ず20人は合格者を確保しています。つまり、1次を合格すれば最終合格の可能性はかなり高いです。でも、毎年2次で落ちてしまう人がいるんです。どうやら、ボーダーラインで争っている人たちを振るいにかけるのが目的みたいですが、もっと別の面を見ているのかもしれません。
 面接は総じて圧迫面接のようです。しかも、噂では英語の成績が悪いとその場で英文を渡されて訳せといわれてみたり、専門用語の説明を求められたりするケースもあったとか。あと、成績順に表になって面接官の手元においてあるとか(しかもよく見えるとか)。以下に過去の受験者が聞かれた内容をあげときます。
 ・なぜ東北大学を受験したのか
 ・大学院進学は考えているのか
 ・東北大学の先生の著作は読んだか(何がよかったか)
 ・ゼミの志望教官は誰か。
 ・自分の関心のある本は何か。
 ・数学は出来るか
問題見た感想  僕は東北大学も一応受ける可能性があったので対策は考えていました。僕はマクロ・ミクロ経済学、経営学、会計学の3つから2つを選ぶ予定でした。

 マルクス経済学はしっかり対策をやっていればかける問題ではあるそうです。もともとこの大学はマルクス経済学の先生が大勢いらっしゃるのですが、特にマルクスを選んだからといって評価はして貰えません。それどころか、経営学部志望でマルクス経済学を選んだら面接で「なんで経営志望でマルクス選んだの?」とか聞かれたそうです。

 マクロ・ミクロ経済学は特に偏りもなく難度もそこそこです。しっかりやっとけば大体の問題は大丈夫だと思います。

 経済史は全く分かりません。ただ、問題は難しいそうです。他の大学にも応用がまず利きませんしよっぽど選びたいのでない限り選ぶ必要はないように感じます。
 
 数学は理系大学の定期テストくらいのレベルでしょうか。問題も正統派なので勉強しとけばとりあえず外れは少ないと思います。これも、他の大学にあまり応用が聞かないのですが数学が得意な方はやる価値は十分です。
(ちなみに僕は元理系ですが、ハナからパスしましたが・・・。一応少しは解けますけどね(^^;))

 経営学は基礎的なことをきっちりと書ければ大丈夫でしょう。

 会計学も基礎的な問題でかつ用語説明が多いので一番対策は立てやすいと思います。重要な言葉を見つけて要は覚えればいいわけですから。ただ、その覚えるというのが結構時間かかりますけど・・。
こちらも掲示板に情報がありますので、後日掲載します。

北海道大学
試験日H14年度 1次 平成13年9月1日(筆記) 2次 平成13年9月2日(口述試験)
受験者合格者 H11 34→2 H12 35→3 H13 22→3 H14 27→3
試験科目 ・英語
・専門「必須科目」(経済学および経営学の基礎から選択)
    「選択科目」(経済学・経営学・統計学・情報処理から1科目)
・口述試験
志望理由書
問題傾向 [英語](90分)
 大問2問で全訳が基本パターンだが説明問題も時々見かける。東北大学に近い問題形式。専門単語もそこそこ使われていて、分量も適当。やはり、典型的な専門英語なのでこの手の文章に慣れておくと有利。

[専門](90分)
「必須科目」
 毎年基本的には出題傾向は変わらず。
 
 1番は文章の穴埋め問題10題。内容は時事経済が中心で一般常識的問題も出てくる。(例えば1999年にノーベル経済学賞を受賞した人物の名前を入れるとか)高校時代の政経の教科書や新聞が結構役に立ちそう。

 2番は8つの言葉から3つ選んで10行以内で説明する問題。内容は経済学・経営学・時事経済など幅広く出題される。過去に出た言葉としては、外部経済・外部不経済、公共財、独占、企業の社会的責任etc

「経済学(選択)」
 マクロ・ミクロ・時事のどの分野から出るか分からないが毎年3〜4問から1問選択して字数制限なしで説明する問題が基本。内容もシンプルなので基本を満遍なくしっかりやっておけば大丈夫だろう。

「経営(選択)」
 毎年、理論分野と実践分野(経営戦略など)が出題されている。時事経営の出題頻度は低い。問題は基本的なことを聞いてくるので満遍なくやっておけば書けるはず。

「統計学」
 理系でもかなり難しいと不評の本格的な確率統計問題が出されている。厳しい。

「情報処理」
 どれほど難しいのか判定不能です。

[口頭試問](面接官3人 受験者1人/約20分)
 1次合格者のみ行われる。やや圧迫面接らしい。経済に関する質問も出されるが、志望動機・今までに読んだ本・入学後何がしたいかなどを聞かれる
個人的印象  北大は初日の昼過ぎに試験が終わり、その日の18時ごろ結果が張り出されます。そして、合格した人のみ翌日面接を受けます。受験者数はそれほど多くないのですが、受験後わずか5時間ほどで全ての採点を終えるとも思えないので、何らかの教科で足キリをかけている可能性があります。(定かではありません)

 1次合格者は毎年7〜8名くらいで、2次で2〜3人に絞られます。なかなか合格者が少ないので厳しいと思いました。
 志望理由書には一般的に所属したいゼミの先生を具体的に書くことは避けたほうがいいといわれていますが、この大学では例外で自分の所属したい先生を具体的に書いてその著作などがあれば積極的に読んでおく方がいいようです。なぜかは分かりません。

埼玉大学
試験日H14年度 平成13年11月16日
受験者合格者 (全学科)H11 77→21 H12 63→25 H13 55→22
試験科目 ・英語
・経済学A、経済学B、経営学、会計学、法学、現代社会総合から2教科
 (経済学科は経済学A、経済学Bのうち最低1教科必須)
 (経営学科は経営学、会計学のうち最低1教科必須)
 (社会環境設計学科は法学、現代社会総合のうち最低1教科必須)
志望理由書 有(5行くらい)
問題傾向 [英語](90分)
 例年大問2題で、出題形式は全訳、説明問題、要約など。全訳の場合は10〜15行ほど。要約の場合は30行〜40行ほど。この大学の傾向として、1文が7〜8行にまたがる文がよく出される。単語、構文は標準。1文が7〜8行といってもしっかり5文型を取って、どこにつながっているかをきちんと理解していけば難しくない。H14年は易化。

[経済学A](2教科で90分)
 経済学Aはマルクス経済学が中心でたまに時事経済学が入ってくる。ここの大学もマルクス系なのでこれからもこの傾向は変わらないと思われる。マルクスの問題は標準的らしい。
毎年、2問から1問選択して字数制限なしで論述。

[経済学B](2教科で90分)
 経済学Bはマクロ・ミクロが中心で、問題傾向も計算問題、論述問題の割合が半々くらい。難度は年によって簡単だったり難しかったり。ただ、公務員テキストの内容を超えた問題は出ていない。

[経営学](2教科で90分)
 毎年2,3問から1問選択して字数制限なしで論述。ここの大学は理論経営学が好きでここ数年毎年出題されている。また、時事経営も出ている。問題は基本問題。

[会計学](2教科で90分)
 結構難度は高い。しっかり会計学をやっておかないと書けない問題が多い。時事的なものというより理論的な設問が多い。

[法学][現代社会総合]
 法学はさっぱり分かりません。現代社会は高校の現代社会に内容は近い。
→詳しくはコチラ
・認められる単位はかなり少ないらしい(他学部からだと特に)

・英語はみんな点数が低いので、専門勝負になることが多いとか。(逆にいえば英語できればかなり有利)
九州大学
情報 (H16年度)
英語は苦手だったので苦戦しましたが、思ったより簡単でした。
確か、3問構成で、文章和訳1問、課題文つきの小論文(?)2問だったと思います。経済学の知識はまったく(?)不要でした。
数学は、8問から4問選択する形式でした。
私は行列2問、重積分、リミットの問題を選択しましたが、どれも簡単で特にリミットの問題は1分もかからなかったです。
結局、4問解いて見直しを含めても30分もかからなかったと思います。

(左全さんからの情報、掲示板1730より)
掲示板から勝手ながら引用させていただきました。<(_ _)>

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