横浜国立大学出題傾向

H16年度(ぼんさん提供)
英語
大問2つでした。
1は賃金差別について。
2は西洋と日本の文化についてです。
(↑ 2はちょっと自信無し)

ほとんどが日本語訳でした。
「全文をふまえたうえで訳しなさい」
「themの意味を補って訳しなさい」
「(ただ単純に)訳しなさい」
といくつかの典型的なパターンでした。

1は比較的簡単でした。なんせ,英語が苦手な私でも
なんとか解答できたのですから。

2は私は難しかったです。語彙力の無さを実感。
なので,上の自信無しというのは,私がちゃんと訳せて
いたかわからないためです。

■専門
私は「経済2」を選択しました。
ミクロ・マクロです。

大問4つでした。

効用・独占企業・労働需要についてでした。
ただ,どれが第何問かを忘れてしまいました。

覚えているのは(でも結構おぼろげ),

下の効用関数のグラフを書け
u=xy
u=x+y
u=min{2x,y}
(u=min{a,b} a>bのとき値はb,a<bのとき値はa)
《↑上の『> <』は下に=がついているやつです。
すいません名称を忘れました》

あとは,独占企業の利潤や生産量を求める問題。
効用の限界代替率を求める問題などでした。

他の分野はほとんど見ませんでした。


■その他
一般はざっと見た感じ(私は一番後ろの席),100人はいたと
思います。社会人の人数はわかりません。
欠席は少なくとも4人はいました。

横国は試験内容が比較的簡単なのに受験人数が多いので,
かなりの激戦だと思います。

あと,私のほかにも何人かひっかかっていたようですが,
「編入の方はこちらに」
といって男のひとが用紙に住所・名前・電話番号等を
用紙に書かせ,1000円を徴収していました。
名目は「合否を通知します」と。
そこは大学の敷地内だったことや,前を歩いていた人も書いて
いたので,思わず私も書いてしまいました。
でも不信に思い,試験会場についてから職員の人に聞くと
「それは大学とは関係無いですね・・・」
と言われたので,慌てて取り返しにいきました。
着席時間10分前に。

ちなみに取り替えした用紙には,どこにも『横浜国立大学』
とは書いていませんでした。
大学の職員の人は何もせず放置していたようです。
これから編入試験を受ける方は注意してください。
結構引っかかります。着席時間に遅れそうな時は特に。

H15年度(yukkaさん提供)

横国の経済学部の一般の編入試験科目は
英語と経済学の二つです。
経済学は、『経済学1』『経済学2』『法学』の
中からの一つを選択です。

まず、英語は大問2つ。
日本語訳がほとんどでした。

経済学は
 <経済学1>
  3つの問題から2つ選んで記述する、説明問題です。
  2つの問題しか覚えていませんが、
   ・『福祉国家成立の歴史的背景とその機能について』
   ・『環境問題における問題点を、私的費用、社会的費用
     の面から論じなさい』
  でした。

 <経済学2>
  大問が4つあり、全てに解答しなくてはなりません。
   大問1 供給企業が50社と限られた完全競争市場
       における、取引量や価格を求める問題。
   大問2 完全競争市場において、消費税を導入した
       場合の、取引量、価格、税収、厚生損失等を
       求める問題。
   大問3 マクロ経済学に関する問題。実質GNP、名目GNP
などの言葉が並んでいて、計算問題でした。
       全部で5・6問ありましたが、私は出来ません
       でした・・・。
   大問4 Y=K(α乗)・L(α-1乗)  
Y=国民生産 K=資本ストック L=労働量
       この式における、労働者一人あたりにおける
       限界資本ストックを考察する問題。
       式は間違っていませんが、命題に関しては自信が
       ありません。問題内で新たな言葉を定義してあって
       それが何であったか、はっきりと言葉を覚えていない
       もので・・・。

 <法学>
  申し訳ない・・・。自分自身、法学を解くつもりが全く
 無かったので、問題すら見ていません。<(_ _)>

全体的には、オーソドックスな問題ばかりが出てくれました。
英語と<経済学2>は、H13の阪大経済学部編入試験の問題に
近いと思います。
受験者数は、かなり多かったのではないでしょうか?
あまり空席も無かったので。
ただ、試験教室がかなり寒かった。
受験者が試験監督に暖房入れるように頼んでも、
横国は12月にならないと暖房が入らないとか・・・。
来年受験される方は、防寒にお気をつけて。

H15年度(あさしんさん提供)

「英語」ですが、大問の1と2のレベル差が大きく、大問1は文章が読みにくいという点において、なかなか難易度の高い問題だったと思います。
英文の内容は、大問1はハッキリ覚えてないんですが、経済というよりは、政治・社会問題に関する文だった気がします。
大問の2はコテコテの経済英語で、企業の環境対策が、その企業の株価に反映されるか否かみたいな内容でした。比較的難易度は低いと思われます。
ただ、たまに横国の英語に見られるような、回答を英語で書かせるといった問題は、両大問において見られませんでした。

「経済学2」に関しては、yukkaさんが書かれている通り、大問が4つあり、その全てに答えるという形式です。計算問題で、答えがハッキリした数値で出てくる問題が大半でした。特に大問の3と4は面白い問題でした。
大問の3は、デフレータや失業率、実質利子率を求める問題です。いかに定義を正確に覚えているかが勝負だったのではと思います。
大問の4は、マクロ経済の成長理論に関する問題です。生産量をY、資本ストックをK、労働人口をLとした時、マクロ生産関数が
Y=K^α×L^(1-α)  ただし 0<α<1
で与えられており、労働人口一人当たり資本ストックが1単位増加した時の労働人口一人当たり産出量の増加分を「一人当たり資本の限界生産力」とする時、一人当たり資本ストックが大きい国と小さい国では、どちらが「一人当たり資本の限界生産力」が大きいかを、生産関数を用いて説明せよという問題でした。
なにせ計算問題が大半でしたので、公務員テキストで対策を立てられていた方は高得点をマークできたのではないかと思います。

受験者の正確な数は把握していませんが、受験番号が下三桁110番台まであったのを覚えています。それが一般のみなのか、社会人も含めてなのかは定かでありません。
それと、かなり女性の受験者が多かったような気がします。

[経済T]
H14 (3問から2問選択)
    1.GDPやGNPで経済指標を示して国家間で比較することに対する是非
    2.グローバリゼーションについて
    3.18世紀の資本主義と19世紀の資本主義の比較
H13 (3問から2問選択)
    1.日本の戦後改革について
    2.固定資本と流動資本の相違
    3.(2問から1問選択)
      ・福祉国家について
      ・経済政策に関する研究に関する問題
H12 (3問から2問選択)
    1.資本主義経済における市場システムの問題点
    2.金融抑圧についての設問2つ
    3.資本の本源的蓄積とは
H11 1.資本主義の確立と景気循環の関係について
    2.19世紀の自由貿易論と今日の自由貿易論の比較

[経済U]
H14 1.ミクロ用語の説明9問(パレート最適、ナッシュ均衡、機会費用・・・)
    2. ・効用関数と余暇の関係 ・財の価格上昇と消費量の関係 
       ・賃金率の上昇と余暇の関係
    3.コブ=ダグラス関数について設問3つ
H13 1.文章を読んで、2財の無差別曲線や予算制約線などを求める問題(小問4問) 
    2.需要の価格弾力性を求める問題
H12 1.異時点間の資源配分に関する問題
    2.最適労働供給に関する問題
H11 1.ミクロの様々な計算や論述問題
    2. ・完全競争市場における平均費用、平均可変費用、限界費用のグラフが示され5つの設問に答える
       ・ギッフェン財の特徴と発生メカニズム  

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